神秘の湧昇流
無限の可能性を秘める地球規模の天然資源 海洋深層水は、北大西洋北部・グリーンランド沖で生まれ、日本近海まで運ばれてきました。 寒い海域で冷やされて重くなった海水が深層へ沈み、 ゆっくりと南下して南大西洋、南極海、インド洋、さらに太平洋へと流れこみ、 さらに北上して土佐湾に到達します。 土佐湾沖へ到達するのに、なんと歴史的規模の時間(約2000年)を要するといわれています。 2000年をかけて地球を1周するのです。 そして、高知県室戸市に日本で一番最初の海洋深層水研究所ができました。 室戸岬より約2200m沖は、一気に水深1000mまで海底が落ちこんでおり、 その壁にぶつかった深層流が湧昇流(湧き上がり)となり、 約320mのところで 取水できるのです。 この湧昇流がすばらしもので、世界の魚類生産の半分以上が、 海面の1/1000にすぎない湧昇海域から収穫されているのです。 これからも、深層水がいかに魚の住みやすい場所であるかが分かります。 動植物の源である自然海。 その恵みが今、室戸の沖から蘇っているのです。 | |||
人間は海から生まれたと云われています。 |